世界一過酷なダナキル砂漠ツアーについに参加!
エチオピア北東部に広がるダナキル砂漠。地球上で最も過酷とも言われるこの地に数年前から興味を抱き、ついに昨年末にダナキル砂漠2泊3日ツアーに参加してきた。結論から述べると、一生忘れることのできない体験の連続だった!だからこそ、皆さんにもその素晴らしさを伝えたく久しぶりにブログを書くことにした。本記事では、ダナキル砂漠ツアーで体験できる見所の他、ツアー予約の方法から持参したいアイテムまで詳しく紹介しているので是非、参考にしてください。
- ダナキル砂漠ツアーの概要
- ツアー日程の詳細と見所
- ツアー会社の予約方法
- 持参したいアイテム
そもそも、ダナキル砂漠ツアーとは?
ダナキル砂漠ツアーとは、エチオピア北東部に広がる砂漠地帯の一つ、ダナキル砂漠(Danakil Desert)を訪れるツアーの総称。エチオピアの第2の都市メケレ(Mekele)を起点に、4WD(四駆)に乗って、悪路を駆け抜けながら、ダロール火山地帯やエルタ・アレ火山(Erta Ale Volcano)、アサル湖(Lake Assal)などを訪れる旅程となる。世界一過酷なツアーにも関わらず人気の理由は、特別な訓練を受けなくても火口のすぐそばで地球の鼓動ともいえる「マグマ」を間近で鑑賞できること。そして砂漠地帯という過酷な環境下では、普段見ることのできない世界が広がっており、異世界に迷い込んだような非現実的な景観が楽しめると多くの冒険者を魅了している。
なぜ「世界一過酷」と言われるのか?
ネットで調べると色んなところで世界一過酷なツアーと表現されており、怖さがある反面、むしろこのワードが私を惹きつけたと言ってもいい。そしてなぜ世界一過酷と言われるのか、理由はこちら。
- 4WDで未舗装の悪路を何時間も移動
- 気温50℃を超える日もある灼熱の気候
- 寝床は野宿でエアコン&シャワーなし
- 武装地帯に隣接し過去に死者が発生
それぞれ順に補足すると、4WDでの長時間移動はお尻が弱い方にとっては少し辛い。理由はデコボコ道による衝撃で何度も椅子から跳ね上がるため。ただし2025年時点では道路はかなり舗装工事されており、ずっと続くわけではない。また、ダナキル砂漠は「人類が住める最も暑い場所」としてギネス記録に認定されており、夏場だと最高気温が50度を超えることも。そして砂漠地帯のため、ホテルなど設備の整った宿泊施設はなく、野外で簡易ベッドだけの「野宿」が基本。当然ながらトイレもシャワーもないので清潔感も皆無。ここまでだと「あ、ちょっと過酷かも」と思う程度に感じるが、最も肝心なのは、最後の死者が発生したこと。
2000年12月にエチオピアとエリトリアの間で平和条約が調印されて国境紛争が終結したものの、一部の過激派による襲撃や誘拐が2000年代以降も発生。エルタ・アレ火山周辺は国境に近い場所に位置しており、2012年と2017年に外国人観光客が襲撃、殺害される事件が実際に起きている。
正直、過酷という範疇を超えているが、最近では大きな事件は発生しておらず、ツアー催行にあたり危険ルートは通らないこと、護衛がツアーに帯同するため、これまでに比べて危険性は低い。とはいっても、これからツアー参加を予定している方は、外務省のホームページ等で最新の治安情報を確認してほしい。
直近で訪れる方は必ず確認すること⇩
外務省【エチオピア:危険・スポット・広域情報】
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ツアー予約はどうやって?
ダナキル砂漠は、安全の観点からもツアーでしか訪れることができない。最も有名なツアー会社は、ETT(Ethio Travel and Tours)であり、他にも多くのツアー会社が催行している。予約に関しては現地でツアー会社を直接訪れて予約もできるが、今はネットで簡単に予約できるので利用しない手はない。基本的にツアー内容はどこも同じで、ツアー代金の違いは、4WDのグレードや装備、朝昼晩の料理メニューで違うくらい。
私も例に漏れず、日本人御用達のETTでツアーに申し込んだが、サービスに日本クオリティを求めてはいけない。全てのツアー会社に共通するはずだが、出発時点で4WDに乗車する人が揃わない、時間通りに進まない、連絡しても返答が遅いなど、日本のツアー会社ではありえないことが起こる。体験記でも紹介しているが、最終日に空港到着が遅れて、予約したフライトに乗れなかったときはさすがに参った。
他のツアー会社でも同様のトラブルは起きるだろうが、手っ取り早いのはツアー検索サイトで高レビュー&レビュー数の多いツアー会社を選ぶ方法だろう。英語版のみとなるがこちらのGet Your Guideが最も有名なサイトになる。ETTも予約可能。
これから訪れる方は確認を⇩
Get Your Guide:ダナキル砂漠ツアー
ツアーの大まかな旅程は?
私が参加した2泊3日の旅程はこちら。
- 🗓1日目:アディスアベバ → メケレ → ダナキル砂漠へ
- 🗓2日目:アサレ塩湖→ダロル火山→ソルトヒルズ→塩湖プール→エルタ・アレ火山
- 🗓3日目:エルタアレ火山(2回目)→アフデラ湖→メケレ→アディスアベバ
補足として、アサレ塩湖、ダロル火山、エルタアレ火山に向かう順番は変わる場合がある。私が参加したツアーでは変更によるタイミングが原因か、塩の採掘場は訪れず、ラクダが列をなす「キャラバン隊」の姿は見られなかった。
ダナキル砂漠の見所とは?!
先にお伝えするが、ダナキル砂漠ツアーでは感動の連続であった。私はエルタ・アレ火山でマグマさえ見られれば十分だったが、ダロル火山の硫黄泉やダナキル塩湖なども同じくらい興奮した。またツアーの大半は4WDでの移動になるが、道中でさえも地球上とは思えない別の惑星にいるような、不思議な景色が見られる。ここでは、いくつかピックアップしているので参考にしてほしい。
4WDで移動中の景色

こちらはダナキル砂漠に向かう途中で見かけたサル(ヒヒ)の群れ。はじめはラクダなど動物を見かけたり、リアルサファリパークにいるような感覚で楽しめた。(私は道中の大半を寝ていたが...)

ダナキル砂漠の道中で夕日を鑑賞。この辺りでは、動物だけでなく草木も極端に減り、人間が住めない土地を訪れていることを実感できる。
アサレ塩湖

アサレ塩湖で日の出鑑賞。運が良ければ、ウユニ塩湖のような空と雲が完璧に鏡面反射した絶景が眺められる。

個人的には4WDのルーフにのぼって塩湖を駆け抜ける体験は最高に気持ち良かった。さらに近くには塩湖プールがあり、とくに死海で有名な「浮遊体験」が楽しめる。つまり、ダナキル砂漠ツアーではウユニ塩湖&死海での体験もできるお得感があると言えるかもしれない。
ダロル火山

ダロル火山では色鮮やかな硫黄泉を見ることができる。この異質な景観がドラゴンボールに登場する「ナメック星」に似ていることでも有名になった場所。ここを訪れたくてツアー参加する方もいるエルタ・アレ火山と双璧をなすスポット。
エルタ・アレ火山のマグマ

私にとってダナキル砂漠ツアーのハイライト。火口には夜と翌朝の2回訪れるチャンスがある。火口までの道のりは片道1時間近くのトレッキング要素もあり体力は必要だが、難易度は低い。マグマが固まったばかりの溶岩を踏まないように、火口の近くまで進む。写真のように近距離まで素人が近付けるのは、エルタ・アレ火山をおいてない。
かけがえのない仲間

ツアー参加した仲間と記念撮影。4WDでの移動中はもちろん、2泊3日ずっと一緒にいた同志である。冒険心があり、ちょっぴり過酷な旅は一生の思い出になると同時に、かけがえのない友情も得られるかもしれない。
2泊3日のダナキル砂漠ツアーの一部始終は体験記として紹介しているので興味があれば参考にしてほしい。
■準備中です
ツアー参加に準備したいものは?
ここでは必ず持参したいアイテムから、あったら良いなと思える便利アイテムまで載せます。
必ず持参するもの
帽子・サングラス
帽子とサングラスは熱中症対策に必須。肌を焼きたくない方は日焼け止めも。
マスク
ツアーで訪れるダロル火山、エルタ・アレ火山はガスが噴き出ていて硫黄臭が強い。余程、臭いに敏感な方はガスマスクが欲しいがまずはツアー会社にレンタルできないか相談を。私は一般的なマスクで問題なかった。
常備薬・抗マラリア薬・酔い止め・絆創膏など
常備薬は必須として、マラリア対策として抗マラリア剤も市販で購入しておきたい。車酔いが心配な方は酔い止めがあると安心。またアフリカ大陸でエチオピアのみ滞在する場合は不要だが、他国に移動する方はイエローカード(黄熱病予防接種証明書)が必須なので忘れずに。
トレッキングシューズ
正直、サンダルでも問題ないが、安全を考慮してトレッキングシューズは持参したい。無鉄砲に怪我しても誰も助けてくれない。靴は汚れるので気になる方は黒系が良い。
ウルトラライトダウン
ダナキル砂漠地帯は最高気温が50度と暑いイメージがあるが、寝床となるエルタ・アレ火山周辺は高地となり意外と冷え込む。UNIQLOのウルトラライトダウンはお手頃なうえバッグに小さく収容できてオススメ。
水着・サンダル
水着は塩湖に入る場合に必須で、女性にはお勧めしないが男性の場合は水陸両用できる。
トイレットペーパー
ツアー中は外で用を足すことになり、トイレットペーパー必須。ウェットティッシュで代替できれば、汚れだけでなく体も拭けて一石二鳥。
懐中電灯
夜間は野宿先を含めて真っ暗なため、懐中電灯があった方が良い。スマホでも問題ないが、エルタ・アレ火山までのトレッキングは夜間となり、頭に装着するタイプだと快適。
充電器
充電器はスマホのバッテリー不足を補うために必須。一応、車にUSBケーブルは搭載されているが、急速充電はできない。
高性能カメラ
高性能カメラは特に、夜間撮影でも明るく撮れるものが良い。私のスマホはくそ過ぎて使いものにならなかった。その点、iPhone15以上であれば野宿先で見れる星空も綺麗に撮れる。一眼レフカメラでなくても、最低限、高性能スマホを持参すると思い出を鮮明に残せて良いだろう。
持参すると快適なアイテム
寝袋(潔癖・寒がりは)
潔癖症の人や寒がりの人は寝袋があると快適に。基本不要だが私が訪れた年末年始はウルトラライトダウンだけでも寒かった。ちなみに、寝具としてマットレスとシーツは用意されていたがお世辞にも綺麗とは言い難い。
日焼け止め
私からすれば日焼けも旅の勲章のようなもので不要だが、肌を焼きたくない人は日焼け止め持参を。
サンダル
ツアー中にずっと靴を履いてると疲れるが、サンダルを持参すれば車での移動中や野宿先、遊泳時に足を休められる。
冷却タオル
水につけるだけで涼しさを得られる冷却タオルは、あると便利。メイドインジャパンのmont-bellのクイックドライスポーツタオルは、体を拭いた後に適当に首にかけてれば数時間で乾く優れもの。水自体はツアー参加時にかなりの量を車に詰め込む(ツアー代に込み)ので持参は不要。
首掛け扇風機
首掛けタイプの扇風機は現在かなり進化しており、最新モデルだとすぐに体感温度を下げてくれて役立つ。
ドライシャンプー
私も知らなかったアイテムとして、ツアーに別参加していた女性から水のいらないシャンプーを貰ったのだが、「こんなものが存在するのか!」と衝撃が走った。なくても困らないが野宿スタイルで丸二日間は風呂&シャワーを浴びれないため、これを持参して参加者にも分け与えると、きっと勇者になれる。
ウイスキー・ワイン
ツアー中にお酒はビールを購入できるが、ウイスキーorワインを持参すれば、参加者と仲良くなれるだけでなく楽しいひと時を過ごせる。
お菓子&ボールペン
お菓子も同様に、間食&コミュニケーションツールとして一役買ってくれる。また参加者みんなで食べるだけでなく、集落にいる子ども達に渡しても喜ばれる。印象的だったのは、ボールペンを欲しがってたこと。ただしめちゃめちゃ集落に子供はいるので10本ではきっと足りない。
人気のミュージック
ツアー中の大半を4WDの車内で過ごすことになるので、スマホ等に音楽を多めに入れて持参したい。ツアーメンバーは外国人と一緒になる可能性もあるので、JPOPだけでなく洋楽もあれば、最強のDJに。
持参不可
双眼鏡やドローンを持参したい方もいるかもしれないが、首都アディスアベバのボレ国際空港では持ち込み禁止となるので注意してほしい。
ところで、肝心のツアー代は?
ダナキル砂漠のツアー代は400ドル(約60,000円)と決して安くはない。
だが、ツアー内容には多くの見所があり、基本的に、食料、水、寝床、移動費が全て含まれている。日常では味わえないエキサイティングな体験ができることを考えると、かなり満足度が高い。事実、ツアーで一緒だった日本人のユウタはこのダナキル砂漠ツアーのためだけに日本からエチオピアに来たとのことだった。物価の影響でツアー代は年々高くなっており、日本からアフリカまで行くだけでも大変だが、お金がなくても時間があるなら今すぐにでも計画すべき。
余談だが、エルタ・アレ火山は現在もマグマを噴出しているが、大噴火が起きた場合は火口まで近付けなくなる可能性もある。またエリトリアとの治安が再び悪化すれば、ツアー自体も中止になるだろう。だからこそ「いつか」ではなく早めに行動することをオススメする。あのとき行けば良かったと後悔するよ。
興味が湧いた?それなら今すぐ行動に!
本記事ではダナキルツアーの見所から予約方法、持参品まで紹介したが、少しでも興味が湧いた方は今すぐ行動してほしい。これを読んだあなたは、ダナキルツアーの魅力と必要最低限な情報は入手できたはず。もし足りない情報があるなら私にDMしてもOK。
具体的なイメージが気になる?
もし実際にどんな旅になるのか、具体的に知りたければ私の旅の模様をこちらで体験記として載せているので参考にしてほしい。
■近日公開
一生、心に残る、素晴らしい体験が待っている。
<紹介した持参したいアイテム>※抜粋