トルコ観光で詐欺に注意!!|巧妙な手口に騙されない為に【実体験】
今回紹介する詐欺の手口は実際に私が体験した内容に基づいています。
特にこの記事を読んで欲しい方は、
- 一人旅の方
- 海外旅行の経験が浅い方
- 旅行中の出会いを楽しまれる方
になります。
そして旅慣れた方も目次にある④巧妙な手口についてだけは目を通してください。
私は上級者(自称)ですが、危うく騙されるところでした。。。
①トルコ観光における詐欺手口とその他の犯罪被害について
残念なことに日本人を狙った詐欺は、
トルコに限らずどこでも起きています。
そして、
自分は絶対に騙されない!!
と思っている方が大半だと思いますが、
最近の詐欺は巧妙な手口が多くなっています。
〈今回、私が共有する詐欺について〉
- 睡眠薬強盗
- 暴力バー
実際に被害に遭っていないので100%とは断言できませんが、上記2つについて後述します。
※実際にトルコでは同様の被害が報告されています。
運良く私の場合は被害に遭わずに済みましたが、本当に巧妙な手口だったので旅慣れた方も注意が必要です。
〈その他の犯罪被害〉
- 偽警官による金品搾取
- 違法タクシーによる窃盗
こちらもトルコで実際に起きています。
上記については今回紹介する内容ではありませんが、未然に防ぐ方法を先にお伝えします。
《偽警官による金品搾取》
- 警察署など緊急連絡先をメモしておく
- 警察署もしくは交番でしか命令に応じない
これだけです。
事例としては偽札が出回っているので確認したいなど説明し、財布の中身を見せるように命令されて紙幣を確認中に何枚か抜かれるという幼稚な手口が多いようです。
場合によっては偽物の制服や警察手帳を持っている可能性もある、パスポート強盗の可能性もあるので、いきなり警察に声を掛けられると動揺するかと思いますが毅然と対応してください。
《違法タクシーによる窃盗》
- 路上など停車しているタクシーに乗らない
- 白タクに乗らない
タクシー強盗にも注意する必要がありますが、特に白タク(非正規のタクシー)に乗った場合に被害に遭う可能性が高いです。
事例としては、タクシーを待っている際に目的地まで送って上げると声を掛けられる。そして目的地に向かう途中でエンジントラブルが起こったと嘘を付かれる。運転手は車を停車させて車の後部を手で押してほしいと頼む。親切心から外に出て手伝っている最中に急発進し車内の荷物を強盗。
こちらが比較的多い事例になります。
タクシー強盗については騙されるまで気付かない可能性もありますが、
常識として
絶対に白タクに乗らない!
これに尽きます。
万が一、油断して白タクに乗った場合。そして白タク以外に移動手段が無かった場合は荷物は絶対にトランクには入れない。また上記のような境遇に遭った場合は騙されたふりをして一旦外に出てそのまま逃げるという方法もありますが、人気のない場所に連れていかれる可能性、暴力を振るわれる可能性もあるので臨機応変に対応してください。
これに関しては残念ながら正解はありません。
また普通のタクシーにおいても強盗に遭う可能性はあります。
予防策として、
GrabやUberなどの配車アプリが使えない場合でも路上に停車しているタクシーに乗らない。流しのタクシーを捕まえることを優先してください。
路上タクシーの全てがそうではありませんが、特に繁華街周辺 (特に歓楽街)のタクシーはぼったくりで済めば良いですが強盗に遭う可能性があります。
※トルコに限らず世界共通です
しかし、犯罪者はゼロではありません。
旅行者を狙った犯罪者は世界共通で真っ先に日本人をカモにします。
(悲しいことに旅行者を狙った詐欺は日本人以外、引っ掛かりません)
トルコ人全員が親切で接してくれるわけがないこと、肝に銘じてください!!
②睡眠薬強盗、暴力バーについて
先程のなりすまし警官やタクシー強盗は余程のことがない限り被害に遭わないかと思いますが、これから紹介するこの2つについては十分注意してください。
詐欺自体は古典的なものになります。
睡眠薬強盗について
こちらは名前の通り、睡眠薬を使った強盗です。
飲み物に睡眠薬を混入し、眠らせた間に貴重品を全て盗む犯罪です。
主に一緒に酒を飲まないかとバー(Bar)に誘われて被害に遭う可能性が高いです。
またバーに移動せずに公園や広場などで声を掛けられて、持っていた飲み物 (睡眠薬が混入)をそのまま飲んで被害に遭う可能性もあります。
昼間にも起きているので、広場や公園など旅行者が多い場所でも注意する必要があります。
暴力バーについて
こちらはバー(Bar)で行われる詐欺ですがいくつかパターンがあります。
そして基本的に詐欺師と飲食店はグルです。
- 暴力を武器に高額な支払を請求
- 詐欺師が被害者を装い支払を請求
主に2つの事例を紹介します。
①について
こちらはバーで飲んだ後に高額な支払を請求。そして払えないと拒否をすると店の関係者が威圧的な態度で支払いを要求。場合によっては、暴力を振るわれる可能性もあります。
用心して飲食の前にお酒の値段を聞いても、安い値段を伝えられるので完全なぼったくりです。
②について
こちらも①と同じくぼったくりですが、詐欺師は被害者を装うところが少し違います。
会計時に高額な請求をされた際に、その詐欺師もいくらか支払います。そして、こんなことになって申し訳ないと被害者面をして残りの支払いを迫ってきます。
どちらにも共通することですが、残念ながら持っている現金は全て奪われます。
そして最悪、クレジットカードを持っている場合はクレジットカード決済も店舗の機械、もしくはATMでお金を下すように要求されます。
被害に遭われた場合の対策として、
現金は少額、クレジットカードは限度額を10万円など抑えたカードのみ携帯する。もしくは不要にクレジットカードを携帯しないようにしてください。
「暗証番号を忘れた」と言って逃げる方法もありますが、無事に開放される保証はありません。
1円も取られない方法ではなく、被害を最小限に抑える方法を取ってください。
殺される可能性は低いですが、ケガをしてはせっかくの旅行が台無しになります。
③被害に遭う場所
前段まで読まれて、少し嫌な気持ちにさせてしまってすみません。。
皆さんに旅行を楽しんで頂けるように、注意喚起になればと書いています。
そして実際に旅行中に嫌な思いをされないよう、トルコのどこで被害に遭うケースが高いのかお伝えします。
【被害に遭う場所】
敢えて強調しましたが、ほぼイスタンブールで起こっています。
もちろん、日本人に人気のカッパドキアやパムッカレでも詐欺は少なからずあると思います。
旅行中は全てのエリアで注意する必要がありますが、イスタンブール観光の中でも特に旧市街エリアでは十分注意してください。
私が実際に詐欺師と遭遇した場所を共有します。
【詐欺師に絡まれた場所】
- スルタンアフメット広場 (2回)
- ヒッポドローム周辺
- イスタンブール歴史地区のレストラン街
観光情報を調べた方はご存じと思いますが、全て世界遺産に指定されているイスタンブール歴史地区になります。
驚くかもしれませんが、私の場合2日間で4回も詐欺師に遭遇しています。
スルタンアフメット広場はアヤソフィアやトプカプ宮殿、ブルーモスクなど人気の観光スポットが集まっているエリア、イスタンブール観光の中心地です。
旅行者は必ず訪れる場所なので不安にさせて申し訳ないですが、
安心してください!!
油断さえしなければ、
騙される心配は一切ありません。
強引に襲ってくるわけではありませんので万が一、詐欺師に絡まれた場合も「無視」すれば全く問題ありません。
そして次の段落で巧妙な手口を紹介するので、ここまで読まれた方は必ず一読お願いします。
④巧妙な手口について
睡眠薬詐欺や暴力バーについては古典的な詐欺なので、
自分は騙されない!
と思われている方が大半だと思います。
ですが、、
くれぐれも安易に考えないでください。
そこまでの過程が本当に巧妙です。
観光地で楽しい一時を過ごしている中、詐欺師はターゲットを見定めています。
まずはじめに、
詐欺師の絡み方 (声の掛け方)を共有します。
【詐欺師の絡み方】
- 写真を撮ってあげましょうか?
- ライター (タバコ用)を貸してくれませんか?
- 観光で来られていますか?
以上のように何気ない会話からスタートします。
そして必ず旅行客か確認します。
これは恐らく現地に住んでいる方は別として旅行者は騙されても泣き寝入りをする方が大半だからだと思われます。
暫く会話をしたあとに、決定的なフレーズを必ず言ってきます。
【注意する誘い文句】
- 一緒に飲みに行かない?
- お礼にお酒を一杯奢らせて?
- 面白いところに一緒に行かない?
上記の様にフレンドリーに誘ってきます。
前段を読んだ方は理解されていると思いますが、この後は絶対に付いて行ってはいけません!
必ず断ってください。
そんなことか!
こんな会話には騙されないって!!
と思われる方もいると思いますが、詐欺師は悪人面をしていない場合もあるので本当に気を付けてください。
特に、
旅慣れている方。そして英語が少し話せる方は注意してください。
詐欺師は冗談抜きで全員、日本人狙いなので、基本的に片言の日本語が話せると思います。
そして片言の日本語を話す人に絡まれた場合、すぐに怪しい!と旅慣れた方は気付くと思いますが、
が、、、
ずっと英語で話してくる
パターンがあります!!
これは本当に詐欺師との区別が難しいです。
実際に私の場合は一番初めの詐欺師はずっと英語で話しかけてきました。
私は英語がペラペラなわけではありませんが、ある程度の会話はできます。そして英語が片言でも通じると嬉しく感じ、また相手に理解してもらっていることで会話も楽しく感じます。観光の終盤で足が疲れていたのと明日は早朝から行動する予定だったので断りましたが、もし元気な状態であれば「1杯くらいなら!」と安易に付きあったと思います。
そしてこの出来事自体、私ははじめ詐欺に遭う手前だったと気づいていません。
2回目の詐欺師に絡まれた際に同じ会話をされていたので、その時に気付くことができました。
その時は正直、怒りや安堵した気持ちよりも「なぜ気付けなかったのか?!」と情けない気持ちの方が強かったです。
この手口については、恐らく組織的なグループが存在していると思います。そして、Barまで連れてくる係、店で脅す係といったように役割分担があるように感じます。
知らない人には付いていかない!
小さい頃に教わると思いますが、これは大人になっても忘れないでください。
特に身元が分からない、確認できない人は信用しない。これを徹底してください。
■補足
ちなみに4回あった詐欺師との会話で3回も同じトークがあったので共有します。
私は大阪に住んでいる「あや」という日本女性と友達です。
この文言がトーク中に出てきたら100%、詐欺師です。
口酸っぱく伝えますが、くれぐれも注意してください。
最後に
今回は楽しい内容ではありませんが非常に大事なことなので記事にしました。
なぜ私に4回も詐欺師が絡んできたのか?!
それは、
- 一人でいる
- タバコを吸う
この2点が考えられます。
2人組やグループとは違うので絡みやすい。そしてバーまで連れ込んだ際に一人を狙ったほうが脅しやすいといった理由があるかと考えています。
ただし、これついては不確かな情報なので一人旅でない方、そしてタバコを吸われない方も注意してください。
そして特に旅行者や海外で知り合った人と仲良くなって一緒に行動をされる方は十分注意してください。
観光ツアーやホテルの宿泊先で知り合った方であれば余程のことがない限り詐欺師は潜んでいないかと思いますが、騙す人はゼロではありません。
ましてや道端で知り合った人は、ツアー会社やホテル受付に身元を確認することもできないので絶対に信用しないでください。
ちなみに、日本人以外の外国人は知らない人に絡まれても「あからさまに嫌な顔をする」「はっきり NO!」と断ります。
トルコを観光する際はくれぐれも今回の内容を忘れずに、そして楽しい旅行になることを切に願います。
記事として長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。
今回は以上です。
最後に、
今回は楽しい記事ではありませんが、こちらのブログでは旅行記や旅の参考になる情報も掲載しているので、そちらも一読して頂ければ嬉しいです。
では!