エルサレム観光では訪れるべき見所がたくさんあります。
キリスト教だけでなく、イスラム教やユダヤ教の三大聖地となっており、特に観光日数が限られている場合は観光プランの設計が重要です。
今回ご紹介する『園の墓』は、人気の観光スポットではありませんが間違いなく『穴場スポット』です!
それはなぜか?!
こちらには、
イエス・キリストが処刑された後に埋葬されたとされる墓が存在するからです。
イエスの墓は聖墳墓教会にあることで有名ですが、園の墓も諸説ある中で主にプロテスタント教会によって信じられています。
信憑性としては聖墳墓教会に劣りますが、園の墓の雰囲気やその他の見所も含めてオススメできるので気になる方はチェックしてください。
エルサレム観光の穴場スポット|園の墓でキリスト聖地巡礼【体験レビュー】
園の墓の施設情報とあわせて、
「なぜイエスの墓とされるのか?!」
比定されている理由も含めて見所をご紹介します。
園の墓について
園の墓:施設概要
園の墓は英語では「The Garden Tomb」と呼ばれています。
こちらは現在、イギリスの慈善団体が管理される庭園であり、元々は裕福なアリマタヤのヨセフの園だったのではないかとされています。
アリマタヤのヨセフとは、
イエスの隠れた弟子です。
そしてキリストの墓とされる所以については、新約聖書の巻頭に記述されている「4つの福音書」をもとに比定されています。
■補足
ヨハネによる福音書(19:41,42)の中で、『イエスが十字架にかけられた場所には1つの園があり、そこにはまだ誰も葬られたことのない新しい墓があった』『処刑された場所の近くにあった墓にイエスを納めた』と記述されています。
園の墓の見所
園の墓の見所については、4つの福音書の文節も載せて分かりやすく紹介します。
これらを知れば、
園の墓こそイエスの墓ではないか!?
と考えるかもしれません。
①されこうべの丘
この場所はかつて石切り場の一部であったと言われています。
石切り場はユダヤ人にとっては石打ち刑の場所であり、またローマ人にとっては磔刑の場所として使われていました。
石切り場とされる場所は現在はバスターミナルとなっています。
看板を拡大したものはこちら👅
こちらは丘の中腹が既に『されこうべの丘』として知られていた、今から120年前の写真です。
されこうべの丘と呼ばれていますが、
「されこうべ」とは「髑髏」のことです。
そして!?
「ゴルゴダの丘」のことを別名で「されこうべの場所」とも言います。
聖書において、イエス・キリストはゴルゴダの丘で処刑されたと伝わりますが、この場所こそゴルゴダの丘ではないかと信じられています。
されこうべの丘をじっくり見ると、、、
こちら、
髑髏(ドクロ)に見えませんか?!
このことからもゴルゴダの丘ではないかとされています。
信じるか信じないかは、
あなた次第です!笑
②貯水池
園の墓には、200,000ガロン(約100万リットル)の容量を誇る、大きな貯水池があります。
こちらの貯水池があることで、かつてこの地がオリーブ園や果樹園、ブドウ園といった労働園であった証拠とされています。
また写真は撮り忘れましたが、、
ブドウ絞り器も園の墓にあり、イスラエルの地で発見されたものとしては、最も大きなものの1つに数えられるとの事です。
そしてブドウ絞り器の存在により、園の墓が元々は広大なブドウ園であったことを裏付けています。
巨大な貯水池やワイン絞り器があることで、アリマタヤのヨセフかは不明ですが、裕福な方の所有であったことは間違いないはずです。
③イエス・キリストの墓
こちらの墓は1867年に発掘されました。
そして著名な考古学者であるキャスリン・ケニヨンは、1970年にこの墓を「紀元後1世紀の典型的な墓」と認定しました。
これは、イエスが生きていた時代と近似しています。
マタイ福音書(27:60)には、「イエスの墓は天然の洞窟ではなく硬い岩を掘って造られた」と記述されており一致しています。
写真で分かりづらいかもしれませんが、墓の入口には転がる石で閉じられるように溝が付いていましたが、マタイ福音書(27:60)に記述されている「巨大な転がる石によって封印されていた」とも一致します。
■補足
墓の内部には開けた空間がありましたが、ルカ福音書(24:1-3,10)における、「数人の哀悼者が部屋の中に立つことのできるスペースが存在した」とも一致しています。
墓の年代については、考古学者のあいだで意見が割れています。
園の墓でキリスト聖地巡礼を終えて:まとめ
園の墓について紹介しましたが、
福音書に記述されている内容と断片的に一致する部分が多く残っていることが分かったのではないでしょうか。
一番の見所は、
なんと言っても「イエス・キリストの墓」です。
実際に聖墳墓教会とどちらが本当の墓なのか?
もしくは、どちらも違うのか?!
実際のところは分かりませんが、
イエス・キリストの墓だとすれば、園の墓はまさしく「聖地」となります。
個人的な意見としては、
「ここが本当はイエスの墓かもしれない!」
と想像を膨らませながら観光されるとより楽しめるかと思います。
ちなみに私自身はイエスの墓だと思い込んでおり畏怖の念があったのか、墓の内部では写真は撮りませんでした。
イエスの墓だけでなく、庭園としても美しく整備されているのでゆっくり散策されるだけでも満足されるのではないでしょうか。
私は十分に楽しめました!
そして自力で人気の絶景スポット『オリーブ山』を訪れる予定の方は、園の墓の隣にあるバスターミナルより簡単にアクセスすることができます。
オリーブ山には眺望スポットだけでなく多くの観光スポットがあるので、園の墓と組み合わせても良いかと思いますよ。
また多くの方がイエスの墓だと信じている、聖墳墓教会(キリスト教の聖地)については、こちらで詳しく紹介しています👅
というわけで本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
皆さんのこれからの旅行や知識として参考になれば幸いです。
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